あらすじ:現代を舞台にした和風ファンタジー。読みきり連作です。
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霊感はあっても霊能はない。そんな和(あい)が暮らすのは小さな神社。
しかし、ご祭神さまと神主さんに保護された心安らかな暮らしはある日唐突に失われてしまった。
鬼喰(たまはみ)という稀有な能力を持つ少年にであってしまったためである。
旅先で志野が倒れた。迎えにいってはみたものの……
魂魄漂う湖で、思いもよらぬ大立ち回りが待っていた。
此度の語り手は、お嬢さん。
一見清楚な撫子の、その内面は意外にしたたか……か?
序,
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終
晴れ渡った高い空の下、晩秋の風に色づいた木々が梢の葉を鳴らす。
長閑なはずのその景色に紛れ込む「違和感」の正体は?
雪見の酒と洒落込めば、杯のそこに映る影。
白蛇・雪白の過去。
序,
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終
十六年ぶりの里帰り。無事には済まぬは お 約 束 。
一.祥月に祈る/
二.穹隆に願う/
三.彰考に求む/
四.瑞命を信ず
妄執の雲晴れやらぬ朧夜の恋に迷いしわが心 思ひ重なる胸の闇せめて憐れと夕暮に……
癒えることのない傷だけが、たった一つの縁(よすが)になろうとは思いもしなかったのだ。
断章 思ひ草の緋に匂う
洋からの手紙が届いた。……それが年貢の納め時?
終章 白雨に余花を抱く
満願成就の日を待ちながら、まだしばらくは続くこの日々を緩やかに過ごしてゆける
序,
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終 New!
懐かしむだけしかできない。ここに至るまでの時を、なかったことにはできないのだから。